「…現在での」ではない as of

勉強メモを整理していたら次のようなツイート(の文章だけ)が保存されていたので記事にしてまとめておきます。

In my tortured ears there sounds unceasingly a nightmare whirring and flapping, and a faint, distant baying as of some gigantic hound.

In my tortured ears there sounds もいいけど、最後のas of ピンと来る?😇 (現代英文法講義でも取り上げられていた用法)

おそらく自分の反応らしきものがこちら。

He heard a big rolling sound in the distance as of thunder. のようにも出来たりする (RTの文は baying—hound が密接だけど)

元のツイートで触れられている現代英文法講義の記述は 615, 616 ページにあります。

 次のような as は, OED2 (s.v. As 10a) によれば, ‘With the subordinate clause abbreviated: In the same way as, as if, as it were)*1という意味の接続詞である (Web3 s.v. As 4 も. as = as if としている).
 (10a) の例で言えば, There was a ring as (if it were) of steel in his voice. とパラフレーズすることができる. しかし, 従位節の省略を補うとかなり不自然な英文になることもあるので, むしろ, 「類似性」(similarity) を表すために, 不変化詞 (particle) の as が前置詞句の前に挿入されている, と考えるほうが現実的であろう.

as+of 句の例:
(10) a. There was a ring as of steel in his voice.
(彼の声には, 鋼鉄のような響きがあった)
b. There was a sharp twang as of a broken banjo-string.

(Burroughs, Tarzan of the Apes)
(バンジョーの弦が切れたような, ビーンという鋭い音がした)
c. I heard ... the sound as of a large animal moving about.
(Doyle, Adventures of Sherlock Holmes)
(大きな動物が動き回っているような音が聞こえた)

as+他の前置詞句の例:
(11) a. The girl clung to him as by instinct.
(娘は, まるで本能によるもののように彼にとりすがった)
b. Her body shook as with a chill.
(Anderson, Winesburg, Ohio)
(彼女のからだは, まるで悪寒がするかのようにがたがた震えた)
c. I stood at the window of my garret, and saw that the street was illumined as at night.
(Gissing, The Private Papers of Henry Ryecroft)
(屋根裏部屋の窓際にたたずんだ. 見ると, 通りは夜のように照明されていた)

as of は「…の時点で, …現在で(の)」という意味を持っているので誤認しやすいわけですが, どう考えてもそれでは解釈不能なことに気づけるかがポイントです.

*1:おそらく誤植で, ) ではなく ’ のはずです.