$\TeX$ で2段組にすると多くの情報量を短いページに押し込めるので省エネでいいんですが, 長い数式を書こうとするとはみ出してしまうことが多々あります.
mathtools
とcuted
を読み込んでstrip
を使う.
普通の文章は2段組のままなのですが, strip
で囲まれた部分だけ1段組になります.
- そもそも
twocolumn
オプションを外して,multicol
で普段の部分を2段組にした上で, 1段組にしたいところでmulticol
を外せばいい.
こちらの方が割と楽そうですし, strip
環境だといろいろ不具合が起こりがちらしいですが, こっちだと (まあ当然ですが) 起こりにくいようです. 次のリンクも参考にしてみてください.
さて, 今回は数研の部誌なのですが, 人様に見せるのは pdf だけな上にコードを読むのは自分だけなので, 保守性など二の次です. とにかく速く正確に記事を編集する方が優先です*1. strip
環境を迷いなく選択しました. 正直 tcolorbox
で作った proof
環境内で動くのか不安だった (これも multicol
を捨てた大きな理由) ので, これが失敗したら後がなかったんですが, なんとか上手くいってくれました.
実はこの部分だけフォントサイズを small
にしてあるんですよね (もちろんあとで normalsize
に直しますが). 1段組だったらチョロっといけちゃうのに, 2段組にすると急に難易度が高くなるので大変です.
*1:美しさもこの中に入れるべきなんですが, 正直割とテキトーに作っても一般人はあまり気にしないので, とにかく締切に間に合わせることのほうが大事です.