2022-09-01から1ヶ月間の記事一覧
東京大学言語学研究室の大学院博士課程の専門科目問題の 2020-3 は、クルンフェ語のある名詞クラスにおける単数形と複数形を単一の基底形から導く音韻交替規則を考察させる問題であり、Odden, D. (2013). Introducing phonology (2nd ed.). Cambridge Univer…
東京大学言語学研究室の大学院博士課程の専門科目問題の 2020-4 は、マドゥラ語の接尾辞 -e と -agi がどのように語順のパターンの違いを生み出すのか考察させる問題です。 間違いや不適切な点があれば、コメント欄やお問い合わせフォーム、Twitter の DM な…
東京大学言語学研究室の大学院博士課程の専門科目問題の 2021-4 は、ある膠着的な言語(言語名は今のところ特定できていません)での所有者繰り上げ (possessor raising/ascension, external possession) を分析させる問題です。 間違いや不適切な点があれば…
東京大学言語学研究室の大学院博士課程の専門科目問題の 2022-4 は、ある言語(言語名は今のところ特定できていません)に形容詞という語類を設定することの妥当性を論じさせる問題です。名詞や動詞が普遍的に認められる語類であるのに対し、形容詞が普遍的…
東京大学言語学研究室の大学院博士課程の専門科目問題の 2017-3 は、三つの言語群の系統関係を語彙セットの比較によって論じる比較言語学の問題です。 間違いや不適切な点があれば、コメント欄やお問い合わせフォーム、Twitter の DM などでぜひご教示くださ…
東京大学言語学研究室の大学院博士課程の専門科目問題の 2019-3 は、モンゴ語のサンディ現象を出題したものです。この現象は Goldsmith (1976) により提唱された自律分節音韻論の文脈でよく登場するものであり、 Odden, D. (2013). Introducing phonology (2…
東京大学言語学研究室の大学院博士課程の専門科目問題の 2019-4 は、去年の三月ごろにも Twitter 上で話題になった逆行態(反転)を出題したものです。言語名は今のところ特定できていません。 この問題は中国の Q&A サイトの知乎でも議論されています。 www…
東京大学言語学研究室の大学院博士課程の専門科目問題の 2018-3 は、ニヴフ語の子音交替における ‘natural class’ problem を出題したものです。どのように解答すべきか迷う部分もあり、出題者の意図を上手く汲み取りきれていないかもしれませんが、以下に示…
東京大学言語学研究室の大学院博士課程の専門科目問題の 2021-3 は、後置形容詞が縮約関係節だと考えられることを論じる Cinque (2010) の一節を読解させる英語学の問題です。言語学の前提知識はほとんど必要なく、かつ英語の勉強にもなるので非常に教育的で…
www.ndl.go.jp アリストテレス全集(旧版) カテゴリー論・命題論・分析論前書・分析論後書 トピカ・詭弁論駁論 自然学 天体論・生成消滅論 気象論・宇宙論 霊魂論・自然学小論集・気息について 動物誌(上) 動物誌(下)・動物部分論 動物運動論・動物進行…
小学生の頃に「なぞなぞほど下らないものはないからすべてパターン化して価値を消し去りたいな」と思っていたのですが、最近調べてみると言語学的な研究があるようです。今度暇な時に調べてみたいので、ひとまずメモしておきます。 まずは『言語学大辞典』「…